ドルコスト平均法【超基本的な投資方法】長期運用で勝ち続ける初心者向け基本戦略
このコラムでは「ドルコスト平均法【超基本的な投資方法】長期運用で勝ち続ける初心者向け基本戦略」について解説していきます!
どのように投資をすれば簡単で安心に利益を出し続けられるのか、それを求めるなら【ドル・コスト平均法】という投資方法がオススメです。
- ドルコスト平均法とは一体、どのような投資方法なのか?
- ドルコスト平均法のメリットやデメリットは?
- ドルコスト平均法は何故オススメの投資方法なのか?
これらを具体的に解説していきます。
・ドルコスト平均法のメリット・デメリットが知りたい!
・何故ドルコスト平均法がオススメなの?
・ドルコスト平均法で投資するにはどうやるの?
こんな方むけに記事を書いています!
このコラムを読むことで【ドル・コスト平均法】について理解し超簡単にどんな種類の投資でも長期的に利益を見込むことが可能になりますので是非、最後までお読み下さい!
- ドルコスト平均法とは?
- ドルコスト平均法のメリット・デメリット
- 長期投資の初心者はドルコスト平均法!
これらを順番にお話していきます!
ドルコスト平均法とは?
先ずはドルコスト平均法とは、どういった投資方法なのかを解説していきます。
ドルコスト平均法は最も簡単シンプルな投資方法として有名です。
ドルコスト平均法とは、毎月(定期的に)一定金額を投資する方法です。
たとえば「毎月1万円を積み立て投資する。」
このように、予め決めた金額(定額)を定期的に、そして持続的に投資することで、将来の金融資産の価値が平均的になり、平均値よりも高い時に売ることで資産が増えることになります。
投資で勝つための超基本戦略は、20年から30年単位での長期の積み立て投資です。
将来的に値上がりが期待できる金融商品を長期で積み立てていきます。
その中で、短中期的にはインカムゲイン(配当や分配金、金利などの収益)を受け取ります。
そして長期的には投資の出口戦略として、ドルコスト平均法で積み立てた金融資産の売却益であるキャピタルゲイン(値上がり益)を狙います。
毎月、一定金額を投資するドルコスト平均法では、高い時にはロット数を抑え、金額が低い時にはより多くのロット数を保有することができます。
例えば?
毎月10万円をドルコスト平均法で株式投資する場合には?
A社の株式が1万円の時には10株を買うことができます。
A社の株が値上がりして1株2万円になった時、5株に抑えることができます。
また、A社の株が値下がりして1株5000円になったら20株保有することができます。
この様に、金融商品が高い時には数量を抑え、逆に安い時には保有する数量を増やすことができます。
ドルコスト平均法を活用して投資を続けることで、長期的に1ロット(金融商品の数量)あたりの平均価格を安く保有することが可能になります。
ドルコスト平均法のメリット・デメリット
ではドルコスト平均法のメリットとデメリットを見ていきましょう!
ドルコスト平均法メリット①手間がかからない
ドルコスト平均法の1つ目のメリットは、投資に手間がかからないことです。
毎月決めた日に定期的に決めた金額の積み立て投資を行うことで、投資の労力を低く抑えることができます。
「毎月1日に5万円分積み立てる。」
と最初に決めて、それをただひたすら何も考えずに繰り返すという月一回の単純作業にすることができます。
ドルコスト平均法メリット②相場に振り回されない
ドルコスト平均法の2つ目のメリットは、日々変動する相場で自分の感情や投機的な思考に振り回される必要がなくなります。
値段が上がったり下がったりの繰り返しの中でトレンドやチャートを作っていきます。
市場や相場が気になりだすと値段の上下によって大きなストレスを抱える原因に繋がります。
ドルコスト平均法および投資に感情は一切必要ありません。
余計な感情は気持ちが熱くなって、失敗の要因になります。
ドルコスト平均法メリット③高値圏での保有を低く抑えられる
ドルコスト平均法のメリット3つ目は、高値圏での保有数量を低く抑えられることです。
一定数量(一定lot数)を買うのではなく、一定額を投資することがドルコスト平均法の最大の特徴です。
金融商品が高値圏(割高)の時には、保有量(ロット数)を低く抑えることができます。
ドルコスト平均法メリット④安い時に保有数を増やせる
ドルコスト平均法のメリット4つ目は、安い時に保有量(ロット数)が増えることです。
安値圏で保有量が増えるということは、下落局面から市場が反発して上昇していくことで、それだけ大きなリターンを狙うことが可能になります。
安い時に多くの保有数を狙えるドルコスト平均法の最大の魅力の一つです。
ドルコスト平均法メリット⑤平均価格を下げられる
ドルコスト平均法のメリット5つ目は、平均価格を下げられることです。
市場の原理原則は『安く買って高く売る』です。
A社の株式が1万円の時には10株を買うことができます。
A社の株が値上がりして1株2万円になった時、5株に抑えることができます。
また、A社の株が値下がりして1株5000円になったら20株保有することができます。
先ほど解説したこの例のように、高値圏での保有量を抑えて安い時に保有量を増やすことで1株(1ロット)あたりの平均価格が下がります。
例えば?
「毎月10株買う」というような定量投資の場合には?
A社1株1万円時=10株(10万円投資)
A社1株2万円時=10株(20万円投資)
A社1株5000円時=10株(5万円投資)
投資額35万円 ÷ 株数30株 = 1株あたり約11600円
「毎月10万円買う」というような定額投資の場合には?
A社1株1万円時=10株(10万円投資)
A社1株2万円時=5株(10万円投資)
A社1株5000円時=20株(10万円投資)
投資額30万円 ÷ 株数35株 =1株あたり約8500円
定量投資ではなくドルコスト平均法(定額投資)を活用することで、投資額を一定にし安い時に買える株数が増えることにより、平均価格がやすくなります。
そして損益分岐点が低くなることで、将来の資産や純利益が増えやすくなります。
ドルコスト平均法デメリット①短期投資向けではない
ドルコスト平均法のデメリット1つ目は、投資方法が短期投資向けではないことです。
10年、20年、30年といった長い時間をかけて市場の上下に関係なく投資していくことがドルコスト平均法の基本的なルールになります。
その為、デイトレやスキャルピングといった短期投資には向きません。
ドルコスト平均法デメリット②長期的下落市場に弱い
ドルコスト平均法のデメリット2つ目は、長期的な下落市場に弱いということです。
投資は長期的に上昇が見込める市場に長期的に投資をすることが前提となります。
10年20年単位で投資をすると決めて10年、20年間ずっと右肩下がりなままの金融商品(投資先)では、保有量は増やせるものの一向にプラス域に達することがありません。
ですので何に投資をするのかを予め見極める必要があります。
ドルコスト平均法デメリット③売りタイミングによっては損
ドルコスト平均法のデメリット3つ目は、売りのタイミングによっては損をすることもあることです。
出口戦略としてキャピタルゲイン(資産の売却益)を狙う場合には、自分が投資を続けると決めた期間内で資産の平均価格以下で売ってしまえば、損失になります。
しかしインカムゲイン(配当や利子)を狙う場合には、そのまま下落局面でも資産を売らずに、保有を続けて利益を出すことも可能です。
「毎月10万円を20年間株式に投資する」と決めたなら?
ちょうど20年後に株価が資産平均価格を下回っている時に売却したら赤字になるかもしれません。
しかし資産の売却をせずに、株式投資からのインカムゲイン(配当)を受け取り続ければ、資産額はマイナスでも利益を作り続けることができます。
長期投資の初心者はドルコスト平均法!
ドルコスト平均法についてやドルコスト平均法のメリット・デメリットなど解説してきました。
何にどのように投資をしていくのかは、投資家の生涯年収に関わる重大なポイントになります。
そんな中、守りの姿勢で懸命に投資をしたい方や投資初心者にとってドルコスト平均法は最良の選択になると考えています。
何故なら投資の基本は、長期の積み立て分散投資が最も賢明な投資方法だからです。
そして長期の積み立て分散投資をするにあたり最も相性の良い投資方法がドルコスト平均法です。
ドルコスト平均法で長期の積み立て分散投資で資産を積み上げていき、投資からの分配金や金利などのインカムゲインを収入にしていくことで、守りの投資を心がけたい方や投資初心者の方でもより安全に投資を行うことが可能になります。
投資で大きな失敗をする人にはいくつかの特徴があります。
詳しくは下記コラムにて解説していますので是非、ご参照ください!
投資で失敗する原因の一つに、短期投資で感情に振り回されながらチャートの上下に一喜一憂してしまうという特徴があります。
投資に感情は一切必要ありません。
「嬉しい」「悲しい」「ムカつく」といった感情を持ち出さないというマインドセットが投資をする上で非常に重要になります。
特に守りの投資をしたい方や投資初心者にとって一番のハードルになりやすいのが感情のコントロールなのです。
ドルコスト平均法はたった一つの『自分ルール』作り
しかしドルコスト平均法では、たった一つだけ『自分ルール』を作ってしまうだけで感情のコントロールは一切必要なくなります。
『自分ルール』とは?
自分がこれから投資をしていく中で、最初に決めた絶対的な決め事のことです。
この○の中に具体的な自分の決め事を組み込んでいきます。
具体的には?
「毎月1日に10万円を米国インデックス投資に30年間積み立て投資する!」
投資はシンプルイズベスト!
シンプルがゆえに簡単すぎて思っていたよりもつまらないと思ってしまいがちになります。
しかしそのつまらないという感情さえもムダで要らないものなのです。
そんなムダな感情さえも取っ払ってくれるドルコスト平均法というシンプルな投資方法で是非、投資家ライフを始めてみてはいかがでしょうか?
ドルコスト平均法まとめ
ドルコスト平均法は投資家を志す人なら避けては通れない出発点となります。
もちろん、短期投資やレバレッジを効かせたハイリスクな投資、カラ売り投資を好まれる方もいらっしゃると思います。
しかしそのほとんどは一時的に大きなお金を稼ぐ人もいると思いますが、長期的にみればドン底を味わう人がほとんどなのです。
原点に戻って、より安全な投資方法を模索した時の再スタートとしてドルコスト平均法を必ず知ることになります。
それだけ結果を出す可能性が高いからこそ語り継がれてきた投資方法なのです。
また下記コラムでは近年流行りのFIRE(経済的自立と早期リタイア)になる具体的な方法を解説していますので是非チェックしてみて下さい!